ビーズアクセサリーをつくるのに不可欠なパーツたち。
ピンカン類だけでも、線の太さや大きさにたくさんの種類があったり、
一見しただけではどんな用途に使うのかわからないような金具など、
アクセサリーづくりに用いるパーツの種類は多種多様です。
そんなアクセサリーパーツの種類や使い方を
チェコビーズ専門店のBEADERがじっくりと解説！
ビーズアクセサリーづくりのお供に
ぜひお役立てくださいね♪

※随時更新中！

アクセサリーパーツ：ピンカン類

Tピン

ピンの一方が釘のように平らに加工されたピン。アルファベットの「Ｔ」のように見えることから、そう呼ばれています。ビーズなどのパーツをぶら下げるときに使います。一般的な線の太さは0.5～0.8mm。長さも10mm強のものから50mmを超えるものまで豊富に揃います。ピンに通すアクセサリーパーツの大きさや重さ、穴の大きさなどに合わせて選びましょう。ヘッド部分に丸い玉の付いたものや装飾が施されたデザインピンなどもあります。

９ピン

ピンの一方が丸く加工されたピン。数字の「9」のように見えることから、そう呼ばれています。前後にビーズをつなぐときに使うアクセサリーパーツです。Tピン同様、一般的な線の太さは0.5～0.8mm。長さも10mm強のものから50mmを超えるものまでサイズ展開も豊富。ピンに通すアクセサリーパーツの大きさや重さ、穴の大きさなどに合わせて選びます。

丸カン

パーツ同士をつなぐときに使う、丸型のアクセサリーパーツです。1か所に切り込みが入っていて、そこを開閉して取り付けます。線の太さは一般的に0.5mm～2mm程度まで、0.1mm単位でさまざま用意されています。直径の大きさも小さいものは3mm前後から、10mmを超える大きなものもあります。

Cカン

パーツ同士をつなぐときに使う、楕円形のアクセサリーパーツです。1か所に切り込みが入っていて、その見た目がアルファベットの「C」のように見えることから、そう呼ばれています。用途は丸カンと同じですが、その形状から丸カンに比べて金具がまわりにくいため、カンが外れにくいというメリットがあります。

三角カン

その名のとおり、三角形のかたちをしたアクセサリーパーツです。ちょうど底辺の部分に切り込みが入っていて、この部分を左右に開いてパーツに取り付けます。丸カンやCカンが通らない、トップホールタイプのビーズなどをつなげるときに重宝します。

アクセサリーパーツ：留め金具

カニカン(ロブスターフック)

まさしくカニの爪のようなかたちをした留め金具の一種で、ロブスターフックとも呼ばれています。ネックレスやブレスレットなどの留め金具として、ダルマカンやアジャスターなどとセットで使います。サイズもさまざまありますので、使用しているビーズやパーツのボリュームに合わせてチョイスしましょう。

引き輪

もっともポピュラーな留め金具。すっきりとした見た目の反面、金具を開閉するつまみ部分が小さいため、敬遠されがちな面も。ダルマカンやアジャスターなどとセットで使います。

ニューホック

丸い形状の真ん中に突起が付いた、ボタンタイプの留め金具。突起部分をプッシュして片手で簡単に着け外しができるので、ブレスレットなどにおすすめです。

ダルマカン

板カン、板ダルマなどとも呼ばれる、留め金具のひとつ。引き輪やカニカンの相手としてセットで使用します。

アジャスター

引き輪やカニカンの相手としてセットで使用します。市販のものは長さ5cmが一般的ですが、コマの大きなチェーンをカットして、好みの長さに加工して使用することも可能。ダルマカンは長さ調節ができないことに対し、アジャスターは引き輪やカニカンを引っかける位置によって、ネックレスなどの長さを自由に変えられるのが特長。

マンテル(トグル＆バー)

リング状のパーツと棒状のパーツをセットで使う留め具の一種。棒状のパーツを丸い輪の中にくぐらせてストッパーにして使います。片手で簡単に着け外しができるのでブレスレットなどに使うのがおすすめです。また、デザイン性に富んだものが多いので、あえて見せるパーツとしてネックレスのフロント部分などに使用することも。

アクセサリーパーツ：エンド金具

ボールチップ

糸やテグス、ナイロンコートワイヤーの端を処理するときに使います。つぶし玉(カシメ玉ともいう)とセットで使うことが多く、もっとも一般的なエンド金具です。ジョイントとなる細長い先端のあるものが一般的ですが、カンが付いたタイプのものもあります。

Vカップ

見た目はボールチップと似ていますが、こちらはボールチェーンの端の処理に使用するアクセサリーパーツです。カップの部分にボールチェーンの先端を入れ、金属用のボンドを塗ってからカップを閉じて仕上げます。いくつかサイズの種類があるので、ボールチェーンの太さに合わせて選びましょう。

つぶし玉(カシメ玉)

真鍮素材の柔らかい金属パーツで、工具を使いカシメて使用することから、「つぶし玉」や「カシメ玉」などと呼ばれるアクセサリーパーツです。ボールチップとセットで使うことが多いパーツですが、パーツを固定する場合にも使用。

アクセサリーパーツ：イヤー金具

ピアス金具

釣り針のようなかたちをしたフックタイプ(U字型や釣り針型、フィッシュフックなどとも呼ばれます)、スタッドタイプのピアスに代表されるポスト&キャッチタイプが代表的。ホールドが付いたフレンチフックタイプや、フープ状の形態をしたものまで、デザインも幅広く種類も多いのが魅力。素材も、真鍮製のほか、ステンレス、チタン、樹脂などアレルギー対策がほどこされたものも。

イヤリング金具

ネジバネ式と呼ばれるものが一般的。その名のとおり、耳たぶに挟む部分がネジで調整できることに加えて、実際に装着するときはバネで開閉できるので手軽で便利。玉ブラと呼ばれるシンプルに玉飾りが付いたものをはじめ(玉の大きさにも大小あり)、デザイン性のある飾りの付いたものまで、種類も豊富。

アクセサリーパーツ：その他

メタルキャップ(菊座)

ビーズの装飾を手助けしてくれる、金属製のアクセサリーパーツです。菊の花のように見えることから、菊座などとも呼ばれています。アクセサリーのデザイン性を高めてくれることはもちろんのこと、ビーズの通し穴が大きくTピンが抜けてしまうときなどは、ストッパー代わりにもなる便利なパーツです。大きさや深さなど、サイズ展開も豊富です。

シャワー金具

無数に穴が開いた様子がシャワーのヘッド部分のようなので、そう呼ばれるように。受け手となる爪皿にセットして使用するアクセサリーパーツです。ペンダントヘッドやブローチ、イヤリングやピアス、ヘアゴムなど、さまざまなアクセサリー用に加工されたものが揃っています。