色とりどりのシードビーズでつくるビーズ刺繍のブローチ
大きさほんの数ミリの小さな粒々、「シードビーズ」。
その名のとおり、植物の種(seeds)のように小さいことから
一般的にそう呼ばれるようになりました。
シードビーズというと、テグス編みで指輪をつくったり、
ワイヤーや糸などにただ通すだけ…など、
なんとなく「遊び感覚でのアクセサリーづくり」というイメージが強いかもしれません。
今回はそんなシードビーズのイメージをさらに豊かにしてくれるような
こんなビーズアクセサリーをご紹介！
針と糸を使い、ちくちくとビーズを縫い付けて、
可愛らしいブローチづくりに挑戦してみましょう。
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日本では「シードビーズ」という名称で親しまれている、この粒状の小さなビーズですが、じつはビーズ業界での正式名称は「ロカイル」といいます(それにならい、BEADERでは商品名にロカイルと表記)。このシードビーズを使って、今回はビーズ刺繍のブローチづくりに挑戦してみましょう。バックステッチ(手縫いでいうところの半返し縫い)という縫い方だけで簡単につくれちゃうので、ぜひチャレンジしてみてくださいね！
シードビーズを使ったお手軽ビーズ刺しゅうは材料もカジュアル
まずはビーズ刺繍に必要な材料を用意しましょう。
ベースとなる土台布にはフェルトを使います。
フェルトといえば、手芸店はもちろんのこと、近頃は100円ショップなどでも気軽に購入できますが、
ビーズ刺繡用に使用する場合は、通常よりも厚手(2mm程度)のものを選びましょう。
というのも、一般的なフェルトは厚みが約1mmほどなのですが、
これに何度も針を抜き刺していると、地がクタクタによれてきてしまうのです。
その点、厚さ2mmのフェルトはしっかりとした厚みがあり繊維も密になっているので、
刺し終わったあとも、しっかりと形状をキープすることが可能。
大手の手芸屋さんなど、扱っているところは限られていますが
ぜひ厚手の2mmタイプを用意してみてください。
また、裏地には滑りもよく見た目にも高級感のある、合皮(合成皮革)がおすすめです。
こちらも、最近は100円ショップなどでも購入できるようですが、
もし手に入らなければフェルトで代用しても構いません。
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ビーズ刺繍のベース布には、扱いやすいフェルトがおすすめ。とくに厚手(2mm)のフェルトは繊維が密でしっかりしているので、刺しやすく型崩れしにくいのが何よりの特長です。裏に当てる生地は滑りのよい合皮(合成皮革)がおすすめですが、手に入らないときはフェルトで代用しても構いません。また、糸はビーズステッチ用を、ビーズ針は12～13号をご用意ください。
シードビーズを使ってビーズ刺繍のブローチをつくってみましょう
材料と道具が揃ったら、さっそくビーズ刺繍のブローチづくり開始！
今回はビーズ刺繍入門編ともいえる、とってもシンプルな丸型デザインです。
詳しい作り方動画をご用意しましたので、
一緒に手を動かしてみましょう。
ここでは、1袋にさまざまな色が入ったミックスカラーのシードビーズを使用していますが、
もちろん単色でまとめるなど、お好きな色でつくっていただいて構いません。
使うシードビーズの色によって糸やフェルトの色も変えてくださいね～♪
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中心からぐるぐると1周ずつ縫い進めていくので、お好みの大きさに調節が可能。ここで紹介しているブローチたちは、中心ビーズの周りに5周シードビーズを縫い付けていて、その大きさはざっと直径22mmほど。シードビーズを何周刺すかで簡単に大きさを変えることができるので、お好みサイズへのアレンジも思いのまま。最初は小さいものからスタートして、じょじょに大きなサイズに挑戦していくのももいいですね。
【まんまるブローチの作り方動画はこちら】
シードビーズだけで、こんなに可愛いビーズ刺繍ブローチのでき上がり♪
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どれもミックスカラーのロカイル(シードビーズ)を使用した、ビーズ刺繍のブローチたち。小振りなサイズのブローチなので、色違いでいくつかつくって重ね着けを楽しみたくなりますね～(重ね着けには、断然サイズ違いでつくることをオススメします！)。そして、針目やビーズの並びが多少不揃いであっても、なんだか可愛く見えちゃうのがシードビーズのいいところ。「きっちり整然とビーズを並べなくっちゃ！」なんて気負いは不要。ビーズ刺繍はじめてさんはもちろん、「針を持つのが苦手」なんて人も、ぜひ気軽にはじめてみてくださいね♪
シードビーズの魅力は無限大！ 好きなモチーフでビーズ刺繍を楽しもう
今回はビーズ刺繍入門編として、シンプルにまんまるのモチーフを刺してみましたが、
もちろんオリジナルの図案をビーズ刺繍することもできます。
シードビーズは粒が小さいので、さまざまなモチーフを手軽に表現することが可能。
とはいえ「いきなりオリジナルの図案はハードルが高い！」なんていう方は、
ハートや星など、おなじみのモチーフを刺繍してみてはいかが？
ひと針ひと針ビーズを縫い付け、モチーフを完成させていく作業は、
どことなく「ぬりえ」にも似た感覚が楽しめます。
大人のリラックスタイムに、シードビーズでビーズ刺繍を楽しんでみてはいかがですか？
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雲にスイカにカタツムリ。絵心がなくたって、ビーズ刺繍は楽しめるんです。こういった絵柄をビーズ刺繍するときは、最初に輪郭部分を刺しておきましょう。あとは「ぬりえ」のようにビーズで埋めつくしていけばOKです。ぜひ、自由な発想でシードビーズでつくるビーズ刺繍を楽しんでくださいね。
