ビーズボールづくりがだんぜん楽しい！ ピンチビーズの使い方
三角形のようなかたちをしているかと思ったら、
角度を変えるとダイヤ型(ひし形)のようにも見える、なんとも不思議なかたち──。
そんな独特なフォルムをしたピンチビーズは、
古くから世界中のビーダーに親しまれているチェコの定番ビーズです。
その名前の由来もまたユニークで、
まるで指でつまんだ(pinch)ようなかたちをしているから
“ピンチビーズ”と呼ばれるようになったのだとか。
今回はそんなピンチビーズをクローズアップ！
なかでもオススメの、ビーズボールづくりにスポットをあて、
その魅力と使い方をたっぷりとご紹介していきましょう。
ビーズをテグス編みしてボールづくり♪ 基本の作り方をマスターしよう！
通し穴のほうから見ると、三角形。
でも、横から見るとダイヤ型(ひし形)をしたピンチビーズ。
ひと粒だけで見てもとてもユニークなビーズですが
これをテグスで編んでみると…。
じつは、使い方ひとつで新たな表情が生まれるんです！
↑ 特徴的なかたちをしたピンチビーズ。ただ通すだけでもユニークな表情が楽しめるビーズですが、ここではテグスを使ったモチーフづくりをご紹介！ さて、どんな使い方をするのでしょう…。
テグスでつくるモチーフ編みの基本ともいえるビーズボールですが、
これをピンチビーズで編むと、ほかのビーズで編むのとは
ひと味違うボールができ上がります。
たった12粒でできちゃうピンチビーズのボールをよ～く観察してみると、
どことなくオリエンタルな雰囲気が漂う
お花のようなモチーフが見えてきませんか？
または、ピンチビーズが描く曲線から、
手毬を連想された方もいらっしゃるかもしれません。
シードビーズなどで編むビーズボールとは表情がまったく異なり、
一体どんな使い方をしているのかしら、と興味がわいたことでしょう。
そのつくりはいたって簡単！
ピンチビーズ独特のかたちから、かっちりと編み上がる感触も心地よく
スイスイ編みすすめられること間違いなしです。
必要な材料を用意して、さっそく一緒につくってみましょう。
↑ 独特の表情が現れるピンチビーズのビーズボール。使用するビーズも12個と少なく、作り方もシンプルなので色を変えて量産してみたくなるはず。ガラスの器などに無造作に入れておくだけでちょっとしたインテリア小物にもなりそう。ボールが完成したあとの使い方を考えるもおもしろそうですね。
ピンチビーズでつくるビーズボール 基本の作り方
ここでは、基本形ともいえる
ピンチビーズのみを使った作り方をご覧いただきます。
キレイに仕上げるコツは、ひと作業ごとにしっかりとテグスを引き締めること。
ピンチビーズの特性上ビーズ同士がカチッとはまり、
丸い形状をかたちづくりやすいので、
ビーズ初心者さんにもトライしやすいはずです。
動画による解説をご用意しましたので
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
<用意するもの>
テグス3号(2号でもOK) … 約50cm
ピンチビーズ … 12個
ビーズボールが完成したらアクセサリーにもチャレンジ！ つなげるだけ～の簡単な使い方でオリジナルアクセが思いのまま
ビーズボールができ上がったら、さっそくアクセサリーに仕立ててみましょう。
まずは、ボールをペンダントトップに見立てたネックレスから使い方のレッスンです。
ボールひとつでもシンプルで素敵ですが、
3個つなげて縦長のラインを強調したデザインは
細見え効果も期待できてオススメです。
ここでは3個のボールの色をすべて変えていますが、
同じ色で揃えたり、あるは1個だけを色替えするなど
お好みに応じてアレンジしてみてください。
使い方ひとつで、オリジナリティあふれるアクセサリーづくりが楽しめます。
↑ でき上がったビーズボールにTピンを通すだけで、あっという間にペンダントトップの完成！ シンプルにひと粒タイプにするか、ちょっと欲張って3色を組み合わせてみようかしら…と、使い方を考えるのも楽しいですね。
チェコビーズとの組み合わせもOK！ その使い方は無限大⁉
完成したビーズボールは、それだけで立派なアクセサリーパーツ。
ほかのビーズとの組み合わせを考えながら、
ピアスなどのアクセサリーづくりにも挑戦してみましょう。
ビーズボールは案外ボリュームがあるので、
組み合わせる際には全体のバランスに注意。
ビーズの大きさにメリハリをつけるのが上手な使い方のポイントといえそうです。
↑ ボールとチェコビーズのコンビネーションが楽しい、ハンドメイドのピアス3点。ビーズボールはボリューム感があるので、なるべく下のほうに持ってくるとバランスが取りやすいようです。合わせるビーズはサイズを均一にするよりも、大小のメリハリをつけてあげることで、お互いを引き立てあう効果が得られそう。
使い方はアクセサリーに限らず！ インテリアにもビーズを取り入れて
ほんのわずかな時間でつくれちゃうから、
隙間時間につくり溜めておいて、こんなハンドメイドのアイデアに活かす使い方はいかが？
まずはコードを用意。
ボールをステーション状に通して、ガーランド風のインテリア小物に。
透明感のあるビーズを使えば、自然光に反射してキラキラと輝きます。
アクセサリーだけでなく、インテリアとしての使い方を考えてみるのも素敵です。
↑ BEADERの実店舗でも、ディスプレイの一部にビーズボールを取り入れています。
殺風景な壁面や棚などにほんの少しあしらうだけで、たちまち雰囲気が変わり、垢ぬけた印象に変身します。もともとは新たな使い方のご提案…と試みたものでしたが、ピンチビーズの魅力を再認識してもらう、絶好の使用サンプルとなりました。
シードビーズをプラスしてアレンジも♪ いろいろな使い方を見つけてみよう
今回ご紹介したビーズボールの作り方は、あくまでも基本形です。
シードビーズなどを加えれば、また違ったデザインに仕上げることができます。
まずは基本をしっかり押さえて、自分なりの使い方を発見してみてくださいね。
↑ アイデアが浮かんだら、まずは手を動かしてみて。実際につくってみることで、新たな使い方を発見できることもありますよ～。
