ビーズでつくるネックレス いまさら聞けない 基本の作り方

好きなビーズやパーツを揃えてつくる、ハンドメイドのアクセサリー。
思い描くデザインで自分サイズのアクセサリーをつくれちゃうのが
なによりも魅力です。
とはいえ、アクセサリーづくりには特別な工具の扱いがあることはもちろん、
そのテクニックにはちょっとした基本があります。
今回はそんなアクセサリーづくりの基本を、
ネックレス制作に必要なテクニックに絞ってじっくりとご紹介!
いまさら聞けない、基本のネックレスの作り方を丁寧にレクチャーしていきましょう。


基本のネックレスでビーズアクセサリーの作り方をマスターしよう!

ビーズのネックレスと一口に言っても、その種類にはさまざまなものがあります。
単純にビーズを通しただけのものもあれば
ピンなどの金具類やワイヤーを使ってつないだもの、
針と糸を使うビーズ編みの技法の一種であるビーズステッチや
かぎ針編みでつくるビーズクロッシェのテクニックを用いたものなど、
その種類は多岐に渡ります。
ここでは、ビーズアクセサリーの入門編としても最適な、
シンプルにビーズを通すだけのネックレスを題材にして
作り方の基本を詳しく解説します。


↑ こちらのネックレスは、どれもただビーズを通しただけ…と、作り方はいたってシンプル。とはいえ、ビーズのチョイスや並べ方しだいで幾通りものデザインが楽しめるので、そのアイデアは無限大です。
ビーズやパーツ、道具類を準備! ネックレスづくりに必要な材料をチェック

まずはネックレスづくりに必要な材料や道具を用意しましょう。
ここでご紹介するのは、基本となる一例です。
お手持ちの材料を上手に活用していただいて構いません。

<用意するもの> ※ネックレス1本分
・ビーズ … 適宜
・ナイロンコートワイヤー … でき上がりの長さ + 30cm程度
・ボールチップ … 2個
・ツブシ玉(カシメ玉) … 2個
・エンド金具(カニカン、アジャスターなど) … 1組
<必要な道具>
・平やっとこ(平ペンチといいます)
・丸やっとこ(丸ペンチともいいます)
・ニッパー
・ビーズマット
・定規
※マスキングテープがあると何かと便利です♪

↑ ネックレスづくりに必要な基本の材料と道具たち。エンド金具については、ここではカニカンとアジャスターをご案内していますが、カニカンの代わりに引き輪を使ったり、アジャスターをダルマカンで代用していただいても構いません。また、サイズもさまざまな大きさのものが売られていますので、使用するビーズの大きさに合わせてちょうどいいサイズのものを選んでくださいね。

ワンポイント
ビーズに通すものとして、ここではナイロンコートワイヤーを使用していますが、このほかにも通しもののネックレスに使える材料があります。それぞれ特徴があるので、材料選びの参考にしてみてください。

【ナイロンコートワイヤー】
しなやかで丈夫。ハリがあるので、しっかりとした仕上がりが楽しめる。
ただし、折り癖がつきやすいので要注意。
【テグス】
やわらかくて扱いやすく、とにかく丈夫。癖がつきやすいが、ドライヤーなどで熱風をあてて伸ばしてあげると簡単に直すことができる。
【ビーズ糸】
しなやかで癖がつきにくいので、やわらかな仕上がりに。通すビーズの大きさに合わせた太さの、専用の針が必要。

↑ 通しもののネックレスに使えるワイヤーや糸類。それぞれに特徴があるので、使用するビーズや用途に応じて使い分けても。
同じ作り方でも長さで印象が変わるビーズのネックレス

自分の好きな長さに作れるのが
ハンドメイドネックレスのいいところ。
同じビーズを使っていても、長さが違うだけでイメージがまったく異なるので
でき上がりの寸法にもこだわってみましょう。
襟元のデザインや胸元の開き具合など、
合わせる服に応じて決めるのも重要なポイントです。


↑ オーソドックスなネックレスの長さとしては、45cmから55cmといったところ。画像のようなクルーネックの洋服にはもちろんのこと、ブラウスやシャツといった襟付きのデザインにも合わせやすく、おすすめ。
ビーズでつくるネックレス、基本の作り方

使用するビーズと でき上がりの長さが決まったら、
さぁ、いよいよネックレスづくりに挑戦です。
ナイロンコートワイヤーは、でき上り寸法に30cmほどプラスした長さを用意します。
お好みの長さになるまで、ビーズを通していきましょう。
ナイロンコートワイヤー先端の処理や金具の取り付け方については
動画をご用意いたしました。
ボールチップを使った始末の方法と、エンド金具のつなぎ方を詳しく解説していますので
ぜひ参考にしてみてくださいね!
きれいに仕上げる、ちょっとしたコツもご紹介していますよ~♪

作り方を覚えて、いろいろなビーズでネックレスをつくってみよう♪

作り方がシンプルなほど、アレンジの幅も広がるというもの。
ビーズを変えてあれこれハンドメイドするのもいいですが、
でき上がったネックレスにペンダントトップをプラスするなどして、
ひと手間加えるアイデアを考えるのも楽しいものです。
自由な発想でつくる、世界にたったひとつのオリジナルネックレス。
ぜひ、お気に入りやこだわりを目一杯詰め込んで、
自分だけのハンドメイドアクセサリーを楽しんでくださいね♪


↑ ただ通しただけ~と、作り方は同じなのに、ビーズが違うだけでこんなにも印象が変わります。まるで編んだかのような表情が楽しめるファルファーレビーズのネックレス(画像左)は、大小のサイズを組み合わせ、さらに動きを持たせたユニークなデザイン。1種類のビーズのみでシンプルに仕上げたネックレスには、ペンダントトップをあしらったアレンジで。胸元のアクセントに一役買ってくれるはずです。ミックスカラーの細身のネックレスは二重、三重と巻いてブレスレットとして着用しても。どのネックレスも1本持っていれば、2ウェイ、3ウェイと楽しめるマルチに活躍してくれそうなものばかりです。
